手をつないで

4歳になるまでとにかく抱っこだった娘。

時間までにソワソワイライラしながら幼稚園に行くのが嫌でいつからか車で行くようになっていた。手間より楽をとっていた。

送るのって面倒だなぁなんて思ってしまうこともあった。

4歳になって、もっと手をつないで歩けるようになりたいと思った。

ダメもとで3キロジョギングに参加しようと思った。

そのための体力づくりも兼ねて、行きも帰りも歩こうと思った。

初めは、ゆっくり歩きすぐに立ち止まって道草をくう娘にイライラして急かせることもあった。

今は30分以内につけばいいやの気持ちで、娘と私の1番とびきりの時間にしようと心がけてる。

しりとりしたり、ダルマさんが転んだをしたり、落ち葉やドングリを拾ったり、歌いながら歩いたり、かけっこしたり、

手をつないで、手のぬくもりを感じながらいつか懐かしくなるに違いない日々をかみしめてる

もちろんそんな穏やかな日ばかりじゃなくて、途中でトイレに行きたくなって駆け足で家に戻ったり、家を出る時間が遅くなって2人で猛ダッシュで走ったり、いつもいつも笑顔ではいられないけど

それもまた想い出。
気がつけば年少さんでいられるのもあと数ヶ月。

あっという間だなぁ。

いつまで手をつないでくれるんだろうか。いつまで「ママがいなくてちょっと泣いちゃったの」なんて言ってくれるんだろうか。

成長を喜びつつも、やっぱり切ない。